詐称

古賀議員の学歴詐称問題は大変お粗末な話だなぁ。そもそも、選挙公報等に「卒業」と一言も書いていなかったということは、本人も卒業してないということはわかっていたのだと思うが。ならば、この話が出たときに、すぐ在籍していたという意味だと認めて、マスコミ向けの書類はうっかり卒業と書いてしまったと謝罪していれば、少なくともこんなことにはならず、有権者に対しても、まぁそんなこともあるかなぁと理解が得られたかもしれない。しかし、思わずかどうか知らないが、卒業した“つもり”だなんて言ってしまったものだから、面子を保つためにアメリカに行くハメになったし、マスコミがあれこれとアラ探しをはじめて次々といろんな話が出てくる。頭が悪い人だ。まぁ、自分が大学を卒業したかしてないかわかっていないのだから、それは仕方ないかもしれない。個人的には、あの自民党前副総裁山崎“変態”拓を破った人間として応援したい気持ちだったが、(変態といえど大物である。何かしらこの問題の火付けに関わってると思う)これでは仕方がない。辻元もそうだったが、最初に嘘を付くと、もう終わりだ。かなり無様な終わりになる。さっさと認めてしまった方がいいのである。まぁ、政治家なんてなるボンボンは、そういうことをよくわかっていないのかもしれない。私のように悪いことをたくさんしてきた人間なら対処法も慣れたものだが(逮捕歴はありませぬが)。しかし、個人的に政治家自身の経歴が投票をそんなに左右するだろうか?と思う。確かにひとつの物差しにはなるが、どこの大学を出たからとか、どこに勤めていたとか、そんなことで得られる得票など大してないと思うのだが。だが、県会議員等をやっていたというし、日本人は欧米の大学のブランドにはちょっと弱いところもあるから、(ペパーダインなんてこの報道の前にどれくらいの人が知っていたか知らないが)多少の効力は発揮していたかもしれない。