TIIDA / TIIDA LATIO

9月にリリースされる日産の新しいハッチバックTIIDA」の詳細がわかりつつある。今週中にはインフォメーションにアップできるかもしれない。簡単に紹介しておくと、ラインナップは1.5Lに3グレード、1.8Lに1グレードとなり、1.5Lにはe4WD車も設定される。エンジンは既報の通り、まったく新しい新開発エンジンが搭載され、1.5Lと1.8Lはまったく別の系統のものである。1.5Lは日産・ルノーのコンパクト向けで、1.4〜1.6Lに特化したもの。QG型エンジンの後継で、すでに昨年のモーターショーでも技術発表がされているが、日本向けには1.5Lのみのシリーズになるのではないだろうか。1.8Lは1.8L〜2.0L(2.5Lまで計画されているかも)を中心とするQR型の後継と思われるエンジンである。トランスミッションはFF車がCVTとなり、e4WD車は4速ATとなる見込みである。ボディ色には4月に公開されたハーベストイエロー、ブルーイッシュグレーの2色を含む8色を設定。上質感を売りにするだけに、室内にも気を配り室内色もダークグレー系とアイボリー系の2つがボディカラーに関係なく選べるようだ。また、一部グレードには本革+アルカンターラシート表皮も設定されるという。価格設定はエントリーモデルがおそらくカローラランクスと同等の140万円〜程度となるだろう。発売は9月28日前後が濃厚だが、1.8L車はエンジン開発の関係で、遅れて来年の1月にデリバリーがはじまる。

このハッチバックTIIDA」の派生車種というか、ファミリー車種としてセダンバージョンも用意されていることはご存知の方も多いと思うが、サニー後継車となるこの新型セダンは「TIIDA LATIO」(ラティオ)と命名されることが決定。歴史のあるサニーのネームは現行限りで閉じることになる。このラティオは、フロント部分は2BOXのティーダと同じ。ただし、フロントグリルがシルバー調の横線入りとなり、若干お客の年齢層を意識しての演出が加えられる。ボディパネルはリヤドアあたりまでは共通で、リヤには短めのトランクが付き、リヤコンビランプはシルフィにも似た印象のもの。日産らしい造形だ。内装はティーダと共通だろう。また、エンジンや駆動方式、ミッションなども共通で、ラインナップも似たようなものとなるだろう。こちらの「TIIDA LATIO」は1ヶ月遅れて10月の発売となるようだ。価格はこちらも140万円〜あたりとなりそう。

私個人的な印象では、この2車種かなり売れると思う。(カッコ悪いし 売れると思わないという人もいるようだが)プレサージュの時には、これはちょっと・・・と思ったが、ティーダはかっこいいと思う。マーチやキューブ同様にヒット車種として、ベスト20の常連になるのではないだろうか。