三菱のクルマは燃えるのか

最近三菱車の火災がニュースになっているが、三菱のクルマはそんなに燃えるのだろうか。ニュースとなっているものだけを見れば、三菱のクルマは燃えやすいといった誤解を与えてしまうかもしれないが、実際には三菱のクルマは燃えやすいとか、あるいは何かしらの欠陥があるために、発火する恐れがあるという根拠は今のところない。マスコミお得意の(言葉は適切ではないかもしれないが)ブームというか、ひとつのことが話題になるとそればっかり取り上げるというような話なのだろう。私自身はマスコミの言うことは、50%くらい信用しておくくらいがちょうどいいと思っている。100%間違ったことを報道しているとはいわないが、ニュースにしろその他の番組にしろ視聴率との兼ね合いもあるし、番組である以上、そこには何かしらの「演出」というものがある。同じことを伝えるものでも、報道する人間の考え方や思惑によっても微妙に変わるものであるし、もっと大きくいえば会社によっても与える印象は大きく違うことは珍しいことではない。そして時にメディアは流れを作ろうとすることもある。例えば、森前首相を退陣させようという流れを作ったのもメディアだったと思われるし、最近では韓国映画とか韓国スターが人気というのも、まぁある意味では作られたものである。最初の時点では、少なくとも人気があると言えるほどのものではなかった(元々まったく認知度がなかったものが、ちょっと知られるようになった程度である)。しかし、さかんに人気がある人気があるとマスコミが言うものだから、なんとなく誰もがそうなのかな?と思い始め、なんとなく人気に火がついてきている。ちなみに、韓国韓国と言われる元々の理由として、韓国の日本文化解放が大きく関係しているという。韓国で日本文化が解放されれば、日本のマスコミをはじめとする音楽業界や映画業界を含めて、TV番組やドラマ、CDを売ったり、まぁ簡単な話が儲けることができるのだろう。そのためには、日本でも韓国の文化がこんなに人気があるといったアピールが必要。そんなこんなで日本のマスコミとか電通あたりとか、韓国ブームを作ろうと必死になっているようである。大きく話がズレてしまった。三菱のクルマの話に戻りたい。そういうこともあって、マスコミの言っていることなど50%くらいに考えておくのが無難である。車両火災は年間で数えることができないくらい起こっているわけで、いちいち報道されるようなことではない。しかし、三菱がさまざまな問題で取り上げられているため、今度は何があった次は何だと報道されるのである。それに火災と言っても原因は特定されておらずクルマが原因かも不明である。掲示板でも話が出ていたが、素人による改造、配線のミスといったこともありえる。また、トラックのタイヤ脱落事故についても同じことがいえる。トラックのタイヤが脱落する事故は、三菱ふそうに限った話ではなく、いすゞ・日野・日産ディーゼルのトラックでも起きている。詳しい数字は記憶していないが、とある雑誌の記事を見る限り、比率的に見ても三菱ふそうが異常に多いとはいえない。もちろん多少多いとは言えるかもしれないが、三菱ふそうのトラックはシェアも大きい。もちろん、不具合を知りながらそれを隠し、適切な対応を取らなかったことが明らかになったことは重大なことだが、三菱だからタイヤが脱落すると考えるのは短絡的である。トラックの場合にはメーカーが想定している以上に酷使されることもありえるし、こういった不景気の中、本当に整備不良という場合も含まれる。また、決められた積載量を守らず過積載を繰り返し、車両へ設計で想定している以上の負荷がかかっていることもある。私は別に三菱を擁護しようと考えているわけではないが、最近のマスコミ報道は少しやり過ぎではないかと思っている。