日本カー・オブ・ザ・イヤー

日本カー・オブ・ザ・イヤーの各賞が決定したようである。今年のYEAR CARは予想通りというべきか、ホンダレジェンドとなった。その他の賞は、INPORT CAR OF THE YEARにフォルクスワーゲンゴルフ/ゴルフトゥーラン、特別賞のMost Fun賞にBMW 1シリーズ、Best Value賞にマツダベリーサ、Most Advanced Technology賞にホンダレジェンドとなった。

今年のCOTYは、スポーツカーに象徴されるような目玉的なクルマが少なく、今年を代表するクルマを選ぶのにもなかなか決めにくい年だったのではないだろうか。その中でも、高級車の争いが注目されており、トヨタクラウン、日産フーガ、ホンダレジェンドの3つが本命とされていた。どのモデルも挑戦的なニューモデルであり、甲乙つけがたい部分があっただろう。しかし、やはりホンダレジェンドがSH-AWDなどの革新的な技術を持っていたということもあり、今年のYEAR CARに選ばれることになった。このホンダレジェンドというクルマ、とにかく走りに関しては素晴らしいといえる。まさにホンダイズムというべきか、SH-AWDはこれまでになかった感覚を味わえる。誰が乗ってもこのクルマはちょっと違うと感じることができるはずである。とにかくレジェンドというクルマは今年のYEAR CARとしては妥当な線ではなかったのだろうか。まぁ、クラウンでもフーガでも納得はできたが、目新しさを考えるとレジェンドということになるだろう。しかし、レジェンドというクルマも完璧ではない。トータルバランスでは私はクラウンやフーガが優れていると思う。私がもっともレジェンドに不満を持ったのは、そのスタイルとインテリアである。どうしても500万円もするクルマには見えないのであった。この点はやはり高級車はトヨタ、日産が慣れていると感じさせる。しかし、この5年間を振り返ると、昨年スバルレガシィがYEAR CARを獲得したのを除くと、ホンダばかりが受賞している。もはや今となってはホンダしかこの賞を取ろうとしていないからである。来年はこれまたちょうどいい時期(10月)にシビックがモデルチェンジするようだが、来年もシビックが濃厚か。さすがに選考委員も来年は自粛モードに入るかもしれないが。

さて、今年は日本カー・オブ・ザ・イヤーもどきを卒業し、CAR STADIUMはCAR STADIUM流の1台を選ぼう!というわけで、装いも新たに今日から「CAR STADIUM OF THE YEAR 2004」の10ベストカー投票を開始しております。COTYの発表の日に合わせたというわけではなく、たまたま重なっただけですが、これはちょうどいい機会。今回の結果に納得する人も、またいやいや俺はこれが1番だと思うという人もどんどん投票してください。まだ1日目ですが、大変多くの方に投票していただいており、集計作業が大変になりそうです。10ベストカーの投票は11月17日の深夜まで(1週間)実施します。みなさまからの投票をお待ちしています。