日産FUGA 「スタイリッシュシルバーレザー」


<特別装備>


(1)コンフォートパック+本革パック / 425,000円


・リバース連動下向ドアミラー
・電動チルト&テレスコピックステアリング
・パーソナルドライビングポジションメモリーシステム
・助手席パワーオットマン機構
・前席シートバックグリップベルト
・運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム
・SRSカーテンエアバッグシステム
・前席エアコンディショニングシート
・後席前後上下調整式ヘッドレスト(左右席)
・本革シート


(2)本革パック / 335,000円


・助手席パワーオットマン機構
・前席シートバックグリップベルト
・運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム
・SRSカーテンエアバッグシステム
・前席エアコンディショニングシート
・後席前後上下調整式ヘッドレスト(左右席)
・本革シート


(3)アルミペダル / 10,000円
(4)ピアノ調フィニッシャー / 0円
(5)ディンプル付本革巻ステアリング / 10,000円
(6)245/45R18 96Wタイヤ&18インチアルミホイール / 100,000円


日産フーガに設定される特別仕様車「スタイリッシュシルバーレザー」は、専用のシルバー色の本革シートが売りのモデルである。特別装備される装備のうち、メーカーオプションの価格は以上の通りである。なお、メーカーオプションがないディンプル付本革巻ステアリングについては、本革巻ステアリングからのグレードアップということで10,000円と推定、アルミペダルは特別装備される「450GT」と特別装備されない「450GTスポーツパッケージ」の価格差から10,000円と算出した。また、もともとフーガは木目パネルやメタル調パネルなどが選べ、これによる価格アップはないため、ピアノ調フィニッシャーは0円と計算した。

まず、グレードごとに特別装備と価格が異なるため、このように表示している。最上級グレード「450GTスポーツパッケージ」は(4)+(5)+スタイリッシュシルバーレザー専用本革シート(本革パックはベース車に標準装備)を特別装備し、価格アップは20,000円。次に「450GT」は(3)が追加され、価格アップは30,000円。単純に装備だけで算出すると10,000円の損という計算になるが、専用レザーシートを10,000円以上と計算すると、多少はお買い得な計算には一応なる。この価格帯のクルマを買う人はイチイチこんな細かい計算はしないとか、専用のシルバー色レザーシートに魅力を感じれば黙って買うだろうという思惑が見え隠れするが、この価格帯なら色違いのレザーシートにお金を取るようなことはしないで欲しい。

次に「350GTスポーツパッケージ」だが、こちらは(2)+(4)+(5)の装備が追加され、価格アップは340,000円。345,000円分の装備+レザーシートの専用カラー代を含めれば、5,000円以上のお買い得になるが、こちらもお買い得度はゼロに等しい。「350GT」はさらに(3)+(6)が追加されて、価格アップは440,000円。455,000円分の装備が加えられているから、15,000円以上のお得にはなる計算になる。

元々の装備が比較的シンプルな「250GT」と「350GT FOUR」は、550,000円という価格アップとなっているが、装備は(1)+(3)+(5)+(6)が追加される。すると、合計は545,000円となり、5,000円の損という計算になってしまう。度々書くが、専用のシルバー色レザーシートが数万円するんです!と日産は主張するかもしれないが、お買い得感はすべてのグレードでゼロと認定できる。これらの装備は特別装備なのだから、通常のメーカーオプション価格よりも厳しく見る必要があるためである。利幅としては、メーカーオプションしたものよりも、こちらの方があるんじゃないだろうか。