日産ムラーノ 「スタイリッシュシルバーレザー」


<特別装備>


インテリジェントキー(キー2本)
・エンジンイモビライザー
・クロームメッキドアモール
・本革シート(前席ヒーター付)


ムラーノの「スタイリッシュシルバーレザー」は「250XL」が204,000円のアップ、「350XV」「350XV FOUR」が114,000円のアップとなる。インテリジェントキーイモビライザーがセットで55,000円、クロームメッキモールは専用装備のため、価格は推定となるが25,000円程度。3.5Lから見ていくと、装備は80,000円に対して、価格は114,000円アップしている。本革シートはベース車に標準装備となっているため、専用のレザーシートが34,000円以上すると言いたいのだろうが、これはいくらなんでも取りすぎ。対して「250XL」は80,000円を引くと124,000円で本革シートが装備される計算になるが、これはまぁ多少割安な価格で本革シートが追加されるかな?といったところである。


「スタイリッシュシルバーレザー」シリーズは、お買い得感を追求したものではないという風に見ることもできるが、全体的に、よほどこの色のレザーシートに惚れてしまったというようなことでもない限り、買う意味を見出せない。

日産ステージア 「スタイリッシュシルバーレザー」


<特別装備>


(コンフォートパッケージ+本革シート:210,000円)


・本革シート(前席ヒーター付シート)
・助手席パワーシート(スライド、リクライニング)
・エアコン左右独立温度調整機能
・後席エアコン吹き出し


・本革巻スポーツステアリング(ファイングリップタイプ) / 10,000円
インテリジェントキー(キー2セット)&エンジンイモビライザー / 55,000円
・ステージアスーパーサウンドシステム(250RX / 250RX FOUR のみ) / 48,000円


ステージアの「スタイリッシュシルバーレザー」は、以上の特別装備が追加されている。このうちメーカーオプション価格が不定なのが、スポーツステアリングだが、これは本革巻ステアリングからの変更ということで、10,000円と推定。これに対して「250RX」「250RX FOUR」の価格アップは323,000円。5,000円の損という計算となる。「350RX」「350RX FOUR」「AR-X FOUR」は、275,000円の価格アップとなり、こちらも計算すると、とんとんで275,000円という計算となる。専用カラーの本革シートを価格上昇に加えると、多少のお買い得分は出ることになるが、何度も言うようにライン装着される点を考えるとお買い得度はゼロ以下である。

日産FUGA 「スタイリッシュシルバーレザー」


<特別装備>


(1)コンフォートパック+本革パック / 425,000円


・リバース連動下向ドアミラー
・電動チルト&テレスコピックステアリング
・パーソナルドライビングポジションメモリーシステム
・助手席パワーオットマン機構
・前席シートバックグリップベルト
・運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム
・SRSカーテンエアバッグシステム
・前席エアコンディショニングシート
・後席前後上下調整式ヘッドレスト(左右席)
・本革シート


(2)本革パック / 335,000円


・助手席パワーオットマン機構
・前席シートバックグリップベルト
・運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム
・SRSカーテンエアバッグシステム
・前席エアコンディショニングシート
・後席前後上下調整式ヘッドレスト(左右席)
・本革シート


(3)アルミペダル / 10,000円
(4)ピアノ調フィニッシャー / 0円
(5)ディンプル付本革巻ステアリング / 10,000円
(6)245/45R18 96Wタイヤ&18インチアルミホイール / 100,000円


日産フーガに設定される特別仕様車「スタイリッシュシルバーレザー」は、専用のシルバー色の本革シートが売りのモデルである。特別装備される装備のうち、メーカーオプションの価格は以上の通りである。なお、メーカーオプションがないディンプル付本革巻ステアリングについては、本革巻ステアリングからのグレードアップということで10,000円と推定、アルミペダルは特別装備される「450GT」と特別装備されない「450GTスポーツパッケージ」の価格差から10,000円と算出した。また、もともとフーガは木目パネルやメタル調パネルなどが選べ、これによる価格アップはないため、ピアノ調フィニッシャーは0円と計算した。

まず、グレードごとに特別装備と価格が異なるため、このように表示している。最上級グレード「450GTスポーツパッケージ」は(4)+(5)+スタイリッシュシルバーレザー専用本革シート(本革パックはベース車に標準装備)を特別装備し、価格アップは20,000円。次に「450GT」は(3)が追加され、価格アップは30,000円。単純に装備だけで算出すると10,000円の損という計算になるが、専用レザーシートを10,000円以上と計算すると、多少はお買い得な計算には一応なる。この価格帯のクルマを買う人はイチイチこんな細かい計算はしないとか、専用のシルバー色レザーシートに魅力を感じれば黙って買うだろうという思惑が見え隠れするが、この価格帯なら色違いのレザーシートにお金を取るようなことはしないで欲しい。

次に「350GTスポーツパッケージ」だが、こちらは(2)+(4)+(5)の装備が追加され、価格アップは340,000円。345,000円分の装備+レザーシートの専用カラー代を含めれば、5,000円以上のお買い得になるが、こちらもお買い得度はゼロに等しい。「350GT」はさらに(3)+(6)が追加されて、価格アップは440,000円。455,000円分の装備が加えられているから、15,000円以上のお得にはなる計算になる。

元々の装備が比較的シンプルな「250GT」と「350GT FOUR」は、550,000円という価格アップとなっているが、装備は(1)+(3)+(5)+(6)が追加される。すると、合計は545,000円となり、5,000円の損という計算になってしまう。度々書くが、専用のシルバー色レザーシートが数万円するんです!と日産は主張するかもしれないが、お買い得感はすべてのグレードでゼロと認定できる。これらの装備は特別装備なのだから、通常のメーカーオプション価格よりも厳しく見る必要があるためである。利幅としては、メーカーオプションしたものよりも、こちらの方があるんじゃないだろうか。

接触

昨日、友人のクルマに乗っていたらちょっとした接触事故に遭遇いたしました。

細い道を右折する途中で突然前のトヨタイストが停止し、ギアをリバースに。怪しい動きをしていたため、キケンな予感を感じたのですが、真後ろにいるのに下がっては来ないだろうと思ったら、バックをはじめて接触ということになりました。

とはいえ、クリープで当たったようなものなので衝撃はなく、当たったかい?と思ったくらいでしたが、当たったようで相手のイストのリヤバンパーはかなりへこんでおりました。こちらのトヨタマークIIのフロントバンパーは見た感じ損傷はないと見受けられましたが、イストのバンパーには驚きました。

まぁ、最近は衝撃を吸収するということは大切なことで、よく言えば衝撃を吸収し車体を守るという意味では、バンパーの役割を果たしたと言えなくもないですが、なんとなくそんなバンパーでいいのか?という気も。クリープで接触したくらいで、あんなにベッコリとへこむバンパーなんて、バンパーとしての意味をなしてないんじゃ?。また、ユーザーにとってもあんなことでいちいちベコベコになられていてはたまったもんじゃないよなと思うのですが・・・。コスト削減でペラペラのバンパー使ってるんじゃないかと疑ってしまいます。その分、交換費用もお安いのでしょうか?

ホンダフィット 「コンフォートエディション」「HDDナビ コンフォートエディション」


<コンフォートエディション特別装備>


・Fパッケージ
(アレルフリー高性能脱臭フィルター、LEDドアミラーウインカー、電動格納式リモコンカラードドアミラー、マイクロアンテナ、プライバシーガラス)
・フルオートエアコンディショナー
イモビライザー
・電波式キーレスエントリー一体型キー(+1本)


<HDDナビ コンフォートエディションは以下の装備が追加>


・Honda HDDインターナビシステム


フィットに設定された「コンフォートエディション」もかなりひどい特別仕様車である。特別装備されているFパッケージのメーカーオプション価格は50,000円、オートエアコンは単体でのオプションはないが、セットオプションから計算してみると、イモビライザーとアレルフリー高性能脱臭フィルターとのセットで50,000円と出てくる。このうち脱臭フィルターはFパッケージですでに計算済のため、これを省いて45,000円程度と推定。計95,000円分の装備にオマケ程度のキーレスキー1本が付いて価格は80,000円もアップしている。メーカーオプションではなく、セットであらかじめ装着されるのだから、コストは当然下がる。それを加味するとホンダ自身は何もサービスをしていない悪しき特別仕様車である。しかも、ボディカラーが11色から6色に減っているという点を考えるとお客は損をしているとすら考えていい。まったく買う価値のない特別仕様車である。「HDDナビ」の方は230,000円のナビが200,000円で付く計算となるが、こちらもエアウェイブのところで述べたことを繰り返しておく。

ホンダエアウェイブ 「HIDエディション」「HDDナビ HIDエディション」


<HIDエディション特別装備>


・ディスチャージヘッドライト
・キーレスエントリー一体型キー(1本)


<HDDナビ HIDエディションは以下の装備が追加>


・Honda HDDインターナビシステム


ホンダから発売されたエアウェイブ特別仕様車。価格のアップは「HIDエディション」が35,000円。「HDDナビ HIDエディション」が235,000円となる。追加される装備はメーカーオプションで設定されるディスチャージヘッドライトの55,000円と、キーレスキー1本。ナビのオプション価格は230,000円だ。キーレスのキーなど1本5,000円も本来ならしないもの(紛失などで取り寄せる場合はもっとするが、ライン装着品とはワケが違う)。よって「HIDエディション」は60,000円程度の装備が追加され、25,000円のお買い得という計算になるが、この程度のお買い得度ではディスチャージヘッドライトをオプションするつもりだった人にしかおすすめできない。「HDDナビ HIDエディション」は同様の計算で行くと290,000円相当の装備が追加され、60,000円のお得という計算になる。「HIDエディション」分のお買い得度が25,000円だから、ナビの割引は35,000円ほど。お買い得でないわけではないが、エディックスのようにHDDナビをオプションするつもりのない人に、このくらいならこちらを選ぼうかなと思わせるほどのパワーは持っていない。特にナビは利益率が非常に高く、オプションではなくライン装着されるコスト低減を加味すると、メーカーとしてそれほど努力をしているとは認められない特別仕様車である。

日産スカイラインクーペ 「スタイリッシュシルバーレザー」


<特別装備>


・本革シート
・本革巻スポーツステアリング(ファイングリップタイプ)


クーペは2点しか特別装備がない。価格アップは6MT、5ATともに110,000円となっている。ステアリングは本革巻ステアリングからのグレードアップということで10,000円と計算する。残る100,000円で本革シートが装備される計算になるが、もともとがパールスエード+本革シートのため、セダンに比べると価格上昇は低いはずで、こちらもそれほどお買い得度は出ていない。