178,200円引

198,000円のパソコンを誤って19,800円と表示するという事件が起こったのは報道されている通りである。この件は知っていたが、注文しなかったのはまったくもって残念・・・。というのも、明らかに違っているわけで、注文したとしても、この金額で買えるはずもないと思ったからである。しかし、事の成り行きを見ていけば、それなりに大企業としての対応も必要だと思っていた。パソコンそのものを19,800円で売るのは無理だろうから、代わりに19,800円のものでもプレゼントという妥協案くらいはあってもいいと思ったわけだが、想像以上の対応である。法律では通常考えられないような金額であれば、契約は無効にできるということだが、会社としての信用を取ったという。まぁ丸紅だからできることだろう。ただ、この価格は微妙なところかもしれない。1,980円なら「こんなことあるわけないだろう!」で通せるが、実際に客寄せのためにパソコンを19,800円で売るといった大規模小売店は存在し、考えられるといえば考えられるという主張もお客はできたりする。まぁ、そういう場合はNECなどありえず、ノーブランド品のようなものであるが。しかし、羨ましい話だ。あまり大人げないことはしたくないが、今回のケースを知ってしまった以上、今後このようなことが起こった場合は、とりあえず注文してしまうかもしれない。そういう意味では悪しき例を作ってしまったか?しかし、数日で1,000台だ1,500台だというと、一人で何十台も注文した人間がいるのだろう。業者という可能性もあるが、個人だったら、某オークションで1台10万円で売ってもかなりの利益を得られる。NECも付き合い上は表立っては言えないだろうが、内心では笑いが止まらないだろう。