Information

☆日産ラフェスタ アップしました。


日産のラフェスタ。ポップなミニバンという感じでしょうか。全車パノラミックルーフを装備したり、ボディカラーにも明るい色が多いようです。注目は新開発のMR20DEエンジンでしょうか。最高出力が129〜137psと2.0Lクラスとしては若干控えめなものです。トヨタの主力エンジン1AZ型は155psですし、だいたい各社そんな感じです。しかし、それらは6000回転付近でその出力を発生しますが、ラフェスタは5200回転とかなり低くに最高出力を発生します。これはカタログ値は無視して、実用性をもっとも大切に考えたと予測できる部分ではないでしょうか。そして完璧な実用エンジンであり、ミニバンに求められる日常の速度域でのドライバビリティに重点を置いている。その証拠にトルクは2.0Lクラス平均の19.1〜20.4となっています。ライバルの2.0Lのトルクを上回ります。しかも、このトルクを2000回転で90%発生させるというとのことで、これにスムーズな走りを実現するエクストロニックCVTと組み合わせることで、燃費も15.0km/lと最新トヨタアイシスの2.0L+CVTも上回ります。私はこのスペックを見て、新しい日産のHR型、MR型エンジンはルノーとの共同開発によるエンジンであり、これはかなりヨーロッパのコンパクトカーのようなエンジンに仕上がっているのかと思いました。日本的なカタログ値ありきの作り方ではなく、本当にまじめに実用性を考える。150馬力の表示もやろうと思えば簡単なことでしょう。しかし、結局はトヨタもそうですが、低速域が弱弱しい。この点はヨーロッパ車に対して昔から何度も何度も言われていたことですが、日産はヨーロッパの数字はあと、まずは使ってナンボという方向性に変わった気がします。もちろんそれは実用エンジンの話で、スポーツエンジンにも力は入れるでしょうが。そういう意味で、この新開発エンジンが非常に楽しみです。近年日産の4気筒はだいぶ地味なものだったので、このエンジンで定評が付けばいいのだが・・・と1ファンとしては願っているところです。