スズキエブリィワゴン

いつものとおり、情報が出てこないスズキだが、8月26日にエブリィワゴンをフルモデルチェンジする。何も前触れはなく、突然1ヵ月ちょっと前になってモデルチェンジするらしいと、だいたいいつもそんな感じで明らかになるのだが、今回、簡単な概要を入手したので、ご紹介しておく。今度のエブリィワゴンは、非常にシンプルなクルマという印象だ。全体的なプロポーションは、決められたサイズの中で最大限の空間を追求すると、どれも同じような感じになってしまうのは仕方ないが、バモスにもアトレーワゴンにも似ている。ただ、フロントマスクはアトレーのようにギラギラとしたお下品な印象はなく、スッキリとまとめられている。ワゴンRの顔に近いのだ。スライドドアのノブも横型となり、質感は1クラス上のモデルのようである。内装もかなりいい。あくまで写真での判断だが、個人的にはアトレーワゴンよりも質感が高く感じられた。全体的にカジュアルにまとめられ、若々しい。ATセレクトレバーはインパネに配置され、ガングリップタイプが採用されている。搭載されるエンジンは、K6A型の直列3気筒DOHC。エブリィには引き続きNAモデルも設定されるが、メインはやはりターボエンジンである。トランスミッションは、ターボ車が4速ATのみ。NA車には5速MTと3速ATが採用される。ラインナップはNAエンジンの「JP」、そしてあとはターボエンジン搭載の「JPターボ」「PZターボ」「PZターボスペシャル」の4グレード。すべてに4WDが設定される。装備は、「JP」でフル装備。ABS、キーレス、CDプレーヤー、セキュリティアラームなど装備される。「JPターボ」にはさらにスライドドアクローザー(左)が追加。「PZターボ」になると、専用エアロパーツによるスポーティな内外装、そしてMD/CDオーディオ、13インチアルミホイール、パワースライドドア(左)、オートエアコンなどが追加される。最上級グレード「PZターボスペシャル」には、両側パワースライドドア&イージークローザー、14インチアルミホイール、電動オートステップが追加される。ボディカラーには、新色となるブルー、ターコイズ、ローズレッドのほかグレー、ブラックなどをあわせて7色が設定される。価格は現行とほぼ同等の110〜165万円程度になりそうだ。