クルマのCM曲
トヨタラクティスのCMソング「A Hard Day's Night」がCD化されるという。まったく知らなかったが、このCM曲を歌うのは“Sugarcult”というバンドで、所属レコード会社などに、あの曲は発売されないのか？という問い合わせが多く寄せられ、日本限定ながらシングルとして発売されることになったという。クルマのCM曲というのは、なかなかいい曲が多く、私もクルマのCM曲のみを集めたCDを個人的に作って楽しんだりしている。しかし、クルマのCM曲の中にはオリジナル曲（CM専用のカバー曲も含む）も多く、CDリリースされないものも多い。だが、実はこのオリジナル曲にけっこうな力作が多く、これはいい！と思ってもCDリリースされないということが多い。つい最近には日産がCMソングばかりを集めたコンピレーションCDを発売したりということもあったが、この中にもオリジナル作品は収録されていなかった。まぁ、そういう意味では今回のようにCD化されるというのは嬉しい話ではあるが、せっかくの名作をもっと聴けるようにして欲しいと思う。とはいえ、CMのためのオリジナル作品となると、まるまま1曲完成しておらず、CMの部分のみしか存在しないというケースもあるだろうから、難しいのかもしれない。最近もっともCD化して欲しいと思ったのは、日産マーチのCM曲「Just can't get enough」だ。これも探したが、原曲は全然違う曲だった。あの女性のなんともいえないまったりした感じのバージョンをぜひともCD化をお願いしたいところだ。あと、現行エルグランドがデビューした当時のCMで使われていたEnnio Morricone作曲のオリジナル曲もかなり欲しい。CD化しないのはもったいないと思うのだが。
ちなみに、マツダの統一CMイメージソングである「zoom zoom」の歌は、ホームページで聴くことができる。最新作の日本語バージョンも聴くことができる。男声に比べて女声の迫力がありすぎるのが前々から気になっていたが、最近の男と女の関係はむしろそういう傾向だろうか？。しかも、いろんなバージョンを聴くことができる。思わずMDに録音してしまいました。
CM曲といえば、ちょっと違う？かもしれないが、新しいクラウンのCM曲は松本晃彦氏の曲。松本氏といえば「踊る大捜査線」の音楽を担当したことから、一躍売れっ子音楽家となったが、実は昨年日産FUGAのスペシャルサイトの音楽も担当していた。このスペシャルサイトでは、松本氏がFUGAをイメージして書き下ろしたという曲が紹介されており、CDやDVDは15万の応募があったという。そんな松本氏の音楽を今度はトヨタが使う。しかも、完全なライバル車のCMにだ。こちらは書き下ろしではなく、既存の曲を採用したという形ではあるが、FUGAのイメージ曲を聴いた広報担当者がこの曲いいなぁ、うちもこの人の曲使いたい・・・トヨタならやりかねんというのは妄想ですが。
